HDMI-High-Definition Multimedia Interface(ハイ-デフィニション マルチメディア インタフェース)の略である。
と、難しいことこの上ない。
ので、簡単にいうとどうなるか...。
上記の英文を強引に直約すると「高度な定義づけをした情報を柔軟に取り扱えるモノ」になるのだが、
さらに砕いて、
「最近のテレビに使われだしているデジタルな情報を著作権保護しながら表示、転送できるモノ。」
である。
地上デジタル放送は非常にキレイで劣化のない映像でだいぶ認知されてきた。確かに映像のシャープさは消費者にとっても非常に結構なことである。であるが...
この"純粋さ"が視聴者にとって逆に不利な条件を生む。録画が少なくともいままでの感覚ではできないのだ。
キレイで純粋なデジタル信号は、録画して残すだけでなく"完全コピー"できてしまう。それでは販売DVDなどの商業的手段を潰してしまう。これでは商業的著作権的にまずいということで、
この手厳しさを実現するのが、このHDMIである。デジタル放送で流れるデータは基本的に"暗号化"されている。
おかげで直接的な記録は難しくなる。「定義づけをした情報」とは暗号化された情報を指す。
また「情報を柔軟に取り扱える」とはデジタル→アナログ→デジタル録画しようとしても自動的に画質が非常に劣化する、制限を一時的に解除したり出来るなど、近代事情に適ったなかなか考えられた通信規格なのだ。