Vistaが発売されて半年以上が過ぎ、この時期になるともうだいぶVistaパソコンを所有している方も多いと思う。
実際に使ってみた方はお気づきと思うが、Vistaには搭載マシンの性能指標としてのスコアが存在する。
スタートアップ画面で登場する2.0とか、5.6といった数字のことだ。
ではこの"評価"は実際に使いやすさや快適さと直接的に関係しているのだろうか。
自分のマシンはこのくらいだからなあ...とつぶやいている方も多いはず。
しかし全体的にいろいろあたってみると以外に高いスコアでもメーカーや機種、動作環境によってはそれより低いスコアのマシンより重かったり使いづらかったりしている。それはなぜか...。
それはマシンとソフトウェア全体の環境の評価ではなく、あくまでハードの性能、容量やスペックなど物理的性能を重視した評価だからだ。たとえば2.0GHzのCPUと3.06GHzのCPUではスコアは3.06GHzに当然軍配があがる。しかしスタートアップ常駐アプリの量が多ければ3.06といえども動作は重く感じてしまう。それよりも実用面からみれば2.0でも常駐を極力減らした設定の方が動作は軽いのである。
というわけでこの場合のスコアは機種選択などの参考にはなるが、それだけで本当に"速い"かといえばそれは別問題である。といえる。