せっかくネットワークやインターネットを新調したのに、期待したほどの速度にならない場合があります。
原因としては、以下があげられます。
・ネットワーク上に今となっては”遅い”機器が存在する。
・OSが混在している。
・ネットワークに分岐(Hub)が多すぎる。
・ウイルスに感染したパソコンがネットワーク上に存在する。
基本的にネットワーク上の機器からの通信速度は、機器間のタイミングを図るために”遅い”機器に合わせようとします。これはパソコンでもHUBでもプリントサーバでも同じことです。このような要素をボトルネックといいますが、代表的なものに古いOSに添付されるNIC(ネットワークインターフェイスカード)の性能と、新しいギガビットイーサネット搭載のパソコンを同居させると、新しい機器の性能がフルに発揮されず、以前とあまり変わらない感覚に陥ることがあります。
また、ネットワークの設計も極力シンプルになるように工夫すると、速度低下のポイントが減らされ、問題解決の糸口が見つけやすくなります。
ウイルスの持つ危険性は説明も無用でしょう。ですが、大量のデータを攻撃に使うウイルスの存在はやはりネットワーク上の資源を奪うので、速度低下の原因となります。