夏が近づいてきました。
…
というかもう夏です。
そこでこの季節特に注意が必要になるのは「熱暴走」…これです。
最近は低電力で効率的な技術革新の恩恵で一時期のAMD対Intelの熾烈なクロックアップ競争時代に比べ熱に対する意識も薄れてきていますが、この季節はまだまだ油断できないと実感させられます。
さて熱暴走が起こるとどういった支障が出てくるでしょうか。まず、起動できない。起動できても非常に動作が重い、電源が勝手に落ちるなどの感覚的、物理的な障害が挙げられます。次にノートなどのCPU自体がパームレスト直下にあるようなパソコンでは、キーを打ってるだけでヤケドしそうになる。ほどHOTになります。ハッキリ言って長時間扱えません。そして何よりも、パソコン本体の寿命を縮めます。
そもそも、熱暴走はどうして起きるのでしょうか。1、熱量を多く発生させる(電力を多く消費する)CPUまたチップセットを採用している。2、高い負荷のかかる処理を長時間実行させている。3、環境が劣悪。(高温多湿、机の下などの狭い場所)4、掃除しない。これらが主に挙げられるでしょう。
中でも非常に現実味のある原因は3と4です。これからの季節、保障期間の切れているパソコンであれば、風通しの良い場所に持って行き、デスクトップであれば一気にパカッとケースをあけて埃を取り除き、ノートパソコンや一体型のパソコン(特にCPUクーラーがダクト式のもの)はエアクリーナーやエアゾールなどのアイテムを使ってきれいに掃除してあげましょう。物理的な掃除が苦手または不安な方、一度専門家に点検してもらうのも手でしょう。