今年鳴り物入りで発売となったVista。しかしハードウェアやソフトウェアの互換性の問題で早くも下火な雰囲気が漂い始めています。OSの”具体的な”改善点とメリットがわかりやすくはっきりしていないのも問題ですし、セットで使われるはずのソフトウェアの開発も足並みがそろわないために顧客を逃しています。
これらを受けて多くの人々はXPを使い続ける姿勢を崩していません。しかし店頭に目を向けてみてもどの量販店でもVistaがほとんどを占めています。そこでXPへVistaから変更できないか?という方法を模索する人も出てきました。
基本的にはXPでもVistaでもハードウェアは関係なく対応するはずですが、ベンダー自体がドライバ(特にNICやディスプレイ)を提供していない場合があり、
リカバリーの際のアクティベートをスルーさせるためにBIOSにキーを焼き付けてある場合、XPのアクティベートを受け付けない場合があります。
このようにデチューンは基本的に可能ですが、ハードウェアに実装されている機能やチップによってはある特定の機能が制限されたり使えない場合もでてきますので、作業は慎重に行ってください。
なお、メーカーからドライバが提供されていない場合でも、チップセットメーカーやNICのメーカーサイト(ほとんどが英文で当然自己責任無保証ですが)にいけば入手可能です。しかし今流行りのフェリカリーダなどのドライバはかなり機種適用範囲がシビアなので手に入らない場合があり、XPにデチューンするのに最適(?)な機種はハイエンドやアクセサリに彩られたパソコンではなく、実にシンプルなミドルクラスパソコンということになるでしょう。