「インターネット」
一度便利さを知ったならやめられないこのサービス。
無用有用かかわらず豊富な情報量、強力な検索能力でネット世界に踏み込む人々の心を捕らえて放さない”文明の利器”。もはや人間社会を投影する縮図ともいわれています。
”縮図”ということは現実社会と同じようなことができるということです。コミュニケーションがリアル(現実)から電子化しただけなのですから当然ですが、最近は非常にありがたくないものまで”電子化”してしまっています。
それは「詐欺」です。最近では一人暮らしのお年寄りを狙う詐欺が横行しているようですが、お年寄りを狙う理由は「孤独なお年寄りほど過度に親切にすれば簡単に正常な判断能力を麻痺させることができるから」だそうです。マルチ商法やオレオレ、振り込め詐欺などがそうですね。
これをネット世界に適用してみると、人の判断能力を削ぐ最も効果的なものは、”突然”に”何度も”作為的に”被害者の居所がわれているかのように表現する”ことです。
加えてまんまと引っかかりやすくするための手軽さが求められますので誰でもできる共通行為、「クリック」を使います。
これらを踏まえたネット詐欺が「ワンクリック詐欺」というものです。
通常ワンクリック詐欺は
1、Webブラウザ上で開かれたページに登録完了の旨の表示をし、
2、ブラウザに残されたメールアドレスの情報からメールを送りつけ、
3、グローバルIPアドレスなどの外部からもわかりうる情報を利用して脅し、現金を騙し取る
という手順ですが、最近では”ワンクリウェア”と呼ばれるソフトウェアを疑いを抱かない人にインストールさせ、絶えず広告や督促を表示させるという手法を用い、Windowsの機能自体を奪ってしまう精神的+物理的被害を与える詐欺が存在します。
詐欺を専業にしているのか非常にご丁寧に作られたものが多く、Windowsの核心部分であるレジストリ情報を書き換えてしまうものまであり、ウイルスのように深刻な被害を与えることもあります。
しかし大半のワンクリウェアは簡単に駆除することができますので、被害にあわないことが大前提ですが、ここのところおかしいなと思っておられる方は以下を参考にしてください。
ネット詐欺相談室 https://www.whynot.jp/
ワンクリウェア試験記録 https://oc42.jp/