ただいま、「インターネットにつながらない場合」に焦点をあてた、一般的に考えられる原因を挙げています。今回は「無線編」です。
無線編:
「設置場所に問題あり」
無線を初めて扱う場合に多いパターンです。一般的に壁ごしに使う場合、無線は鉄筋コンクリート造りの建物には向きませんし、あまり広い範囲で使う場合にも不都合が出てきます。2階があるお宅でも標準的なセットでは不十分な場合がほとんどです。最近は電波強度を向上させた製品も出てきていますから、先にあげたような環境で使おうとする場合は十分考慮が必要です。
「妨害電波にさらされている」
稀ですが使用する場所が自衛隊駐屯地、空軍基地の近く、また高圧電線などの電磁波発生源に近い場合、正しくデータを発信、受信できないためつながらない場合があります。
「AP(アクセスポイント)通信の場合、”APが見つからない”と出て通信できない」
AP通信で受信範囲を広げている場合、無線アダプタがAPを探せず、IPを取得できずにつながらない場合があります。その場合はWindowsの無線のプロパティで、優先させるAPの順序を一番電波の強いAPに変更した後、ワイヤレスネットワーク接続を右クリックで”修復”を選択します。正しく接続できたら問題ありません。それでも接続できず、無線機器に問題がないようでしたら、パソコンを再起動してもう一度修復操作をしてください。
なお、無線機器も有線と同じように電源やWAN側のLANケーブル障害なども多くあります。つながらない場合に確実に問題を解決するには、まず物理的なものを疑い、その後設定などを見てみるとうまくいく場合が多いです。