パソコンの世界にも、病気と同じように治しにくい種類の障害が存在します。
その中でも、長年マイクロソフトが手を焼いている「病気」があります。
その名は、C000021エラー(UNKNOWN HARD ERROR)という障害です。
ブルースクリーンSTOPエラーと呼ばれるもののひとつですが、これは非常に厄介で、何が原因とも言いがたく、またどんな状況、構成で発生するかも不明な、まさに ”究極にブラックな” トラブルといえます。引き金は広範にわたり、ソフトのインストール、デバイスの追加、無理な取り外し、またキーボードの特定のキーを押しただけというものまであります。
現在、この障害はさまざまな場所で追及されていますが、先に述べたとおりあまりに原因が多岐にわたるため、事実上いたちごっこ状態です。そもそも、開発者であるメーカーがわからないものを使用者が解明できるはずもないわけですが…。
そこでアドバイスできることといえば、”定期的にバックアップを取る”、”起こってしまったらまず回復コンソールなどでスキャンディスクをかけてみる”くらいでしょうか…