【注意喚起】SMSや自動音声を用いた詐欺にご注意ください
SMS(ショートメッセージサービス)や自動音声を用いた新たな手口による詐欺被害が増えつつあるようです。SMSを用いた詐欺は「スミッシング」、自動音声を用いたものは「ヴィッシング」と呼ばれ、個人情報や金銭をだまし取ることを目的とした特殊詐欺です。
- スミッシング(Smishing)
- スミッシングとはSMSを悪用した詐欺で、スマートフォンなどに銀行や有名企業をかたった偽装メッセージを送り、未払いの料金があるなどと、緊急性を強調して偽のリンクをクリックさせます。リンク先は偽のウェブサイトで、オンラインバンクの情報や個人情報を入力させたり、悪意あるアプリをダウンロードさせたりします。巧妙な偽装や急務性の強調により、詐欺と気づかず情報を漏えいさせてしまう可能性がありますので、不審なメッセージには警戒心を持ち、慎重に対処することが求められます。
- ヴィッシング(Vishing)
- ヴィッシングは自動音声や録音メッセージを用いた詐欺で、電話に出ると銀行や信販会社、通信企業などを装った自動音声が、緊急性を強調して個人情報やを入力させたり、緊急の支払いを要求する手法です。海外ではAIにより合成されたボイスチェンジで知り合いの声をかたった振り込め詐欺のケースもあるようです。金融機関や通信会社は電話音声で支払いの督促をすることはありませんので、見慣れない電話番号からの着信には、警戒心を持ち、注意することが必要です。
これらのテクノロジーを利用した特殊詐欺から身を守るためには、不審なメッセージや電話に対して警戒心を持ち、絶対に個人情報を提供しないよう心掛けることが重要です。緊急性を煽るような内容であっても、公式な連絡先を直接確認し慎重に対処する必要があります。スマートフォンやパソコンのセキュリティソフトウェアを更新し、セキュリティ対策を強化することも重要です。日ごろからニュースや報道で詐欺の手口を理解して、自己防衛の意識を高めることも求められます。